三ノ宮高架下の英会話「コロコロイングリッシュサークル」です。

先日、アメリカの大統領選のニュースを見ていた時、あるコメンテイターが、「トランプ氏が勝った要因の一つに、彼が話す誰にでも分かりやすい英語があるのではないか。彼の話す言葉はプレイン・イングリッシュだが、ハリス氏の話す英語は少し難しいところがあって、そこでも差がついた可能性がある。」というようなことを話していました。

私はこのプレイン・イングリッシュ(Plain English ※以下PE)という言葉を30年ほど前にある本で知りました。

「Plain Englishのすすめ(ケリー伊藤著)」という本です。

PEという特別な英語があるわけではありません。むしろ、「ごく普通の易しい、小学生にでも理解しやすい分かりやすい言葉の使い方」のことを指しているといっていいと思います。

アメリカでは1970年代くらいから、政府が公文書はPEで書くようにという動きがはじまり、様々な分野でPEが広がっていきました。

それまでは専門用語を多用したり、難しい単語や表現を使うことが、より良くより上等だという空気があったのですが、PEが広まってからは「より易しく、より理解しやすい言葉の方がより優れている」という考え方に変わっていきました。

このPEを日本に紹介したのが、ケリー伊藤という方です。

このPEは当時英語を学習していた日本人の中でもかなり話題になりました。ケリー氏も続々と続けざまに本を出版され、本屋の英語のコーナーには氏の本がたくさん並んでいました。

私もこのPEに影響を受けました…(to be continued)