前回のブログで「裏方」とか「縁の下の力持ち」は英語で何というのかというお話をしました。

みなさんの中には、すでに知っている方もいらっしゃったかもしれませんし、辞書やネットなどで調べた方もいらっしゃるかもしれません。

実は、私は「裏方」「縁の下の力持ち」にピッタリの英単語を知りません。

「英会話サークルで働いるのに、そんなことでいいの !?」と驚かれるかもしれませんが、私はいわゆる「英単語の暗記」はほとんどせずに今に至るので、知らない英単語は山ほどあります。

そんな私がどんな風に英語を捉えているかというと「言葉そのものではなく、その意味をどのように英語で表すか」ということに気を付けているのです。

つまり「裏方」という日本語に囚われずに、この言葉で言い表したい内容を英語にするのです。

普通の人の考え方・やり方-「辞書かネットで裏方を調べる→それを英作文していく」

私の考え方・やり方-「一つ一つの言葉に囚われず、話の内容=その人が言いたいことに注目する→それを易しい言葉で表す」

では、具体的にやってみましょう。

Mさんの伝えたかったのはこういうことだと思います。

「私の息子はプロ野球選手になりたかったけれど、それは叶わなかった。でも野球が好きなのでフィジカルトレーナーとして選手の助けになりたいと思っているんです。」

My son wanted to be a professional baseball player.

But he was not able to be a professional baseball player.

He still likes baseball, so he wants to help players as a physical trainer.

こんな感じです。

むつかしい単語は ” physical ” くらいであとは中学で習うものばかりだと思います。

でも、「裏方」とか「縁の下の力持ち」という言葉に囚われなくても、Mさんの言いたいことは伝わっていると思いませんか?

初心者の段階では、これくらいの英語がスムーズに出ることを目指すべきだと私は考えています。

これができるようになってから、よりネイティブに近い言い方とか、洒落た単語や表現を目指していこうというのが私の英語アプローチです。

私はこのアプローチができるようになってから、英語を話すのがグッとスムーズになりました。

この方法だとたくさん単語を覚えなくても、自分の手持ちの単語で凌いでいけるので気持ちが楽ですし、辞書などで調べた単語をポンっと使うよりも何故かネイティブに通じやすいのです。

普通の英語学習者は英単語を山のように覚えようとしますが、その代わりに私はこういう「自分の言葉で易しく伝える経験」をたくさんしてきたわけですが、次回ではそのコツのようなものをお話しますね。